2004年8月


今年は暑い夏ですね〜(>_<)ジィ〜

内容
13日
踊る水槽大改造計画!!・・・


・・・な〜んてな。   (o_ _)oドテッ!


さてさて、実は水槽システムの大改造を行うこととなりました。
とある方から、すんごい水槽を譲っていただけることとなり、先日またまたお邪魔してきて、
その水槽を運んでまいりました。
それにしても・・・すごい♪

さ〜て、これから水槽の大改造計画の始まりです。


まず、今あるシステムをどうにかしなければなりません。
90cm水槽の生体をどうするか・・・。
悩みましたが、これしかありません。

 120L対応ポリタンク?
いつか使った容器ですが、今回のために復活・・・。(倉庫で埃をかぶってました^^;)

そして、今まで使っていた90cm水槽を移動。
サンプ層も今回新しくするので、すべて取り外しました。

久々に綺麗になった玄関先です(^◇^;)
そう、思えばこの水槽台も苦労して作った自作品・・・
すでにサンプ層が写っていますが、これも中に収めるまで大変でした。

サンプ層が、水槽台下の寸法に収まらないです。。。( ̄□ ̄;)!!
そこで、ずいぶん悩みましたが、中央の柱をちょっと削って、無理やり押し込みました。
奥から入れたのですが、表はいい感じです。


 ・・・・・・・・しかし、奥を除くと、ちょっとはみ出てます(苦笑)

さらに、柱はこんな感じでギリギリで削りました。
こちらもギリギリで・・・(~_~;)
ここを削ってしまうと、若干強度が落ちてしまうんではないかと思ったんですが、
その補強のために、リア面は12mm厚のコンパネで覆うことにして、補強をしました。
もともと昔ながらの木組み式で作ったので、その頑丈さは自信があります。
組み上げるときも、接着剤を使わずとも、仮組みだけでものすごく密度の高い木組みが
できたので、さらに木工用ボンドをたっぷりと使い隙間をなくしたので、より完璧なはず・・・。
ショップのネジ式の水槽台はない強みがあります。

それに、幸い床がコンクリートなので、重さの補強の心配も無く、遠慮なく物が置けます^^;

そして、この水槽台の上に、天板となるコンパネ(18mm厚)を置き、ガラスにかかる部分的な負担を分散させるようにしています。

その後、水槽を置き、オーバーフロー用の配管穴を天板にあけました。
しかし、これがまたかなりのクセモノでした・・・。

今度の水槽のOF穴が、ちょっと奥に寄っているので、自分の作った水槽台は9cm角の結構太い
木材を使っていて、どうしてもその柱にぶつかってしまいます。
この問題を解決するためには、水槽台を削るか、水槽そのものを前にスライドする、
このどちらかでしたが、後者は水槽の端が、水槽台からはみ出して前に出るので、
とても見た感じが不安ですよね〜(-_-;)
結局、柱を少しだけ削って対処しました。

そのときに使った100mmのホールソー、これはらんくるさんからお借りしたんですが、
私、50mm以上のホールソーを見るのも触るの初めてでしたので、ちょっとビビリましたね。
ドリルのスイッチを入れて作業してたら、その音にびびったのがうちの「はなちゃん」で、
一目散にどっかに逃げていっちゃいました(-_-;)オィオィ。。。

そんなわけで、水槽台の加工はある程度うまくいきました。

完成後の写真ですが、疲れ果てて撮り忘れました(o_ _)oドテッ!

17日 水槽改造計画 OF管自作・・・

今回、水槽が変わるんですが、オーバーフロー管の自作をしてみました。

作ったのはOF管の受け軸です。
通常ならショップメイドの軸受けを使うのがよいのですが、ショップの軸受けは水槽にシリコンで
しっかりと留めなくちゃいけなくて、一度使うと再利用が難しいようなんです。
そこで、あとでメンテも出来て、かつ固定力のあるものを・・・と思って、今回自作に踏み切りました。
まぁ、ショップの軸受けもあるし、失敗したら戻せばいいだけのこと。
気軽に作ってみました。

用意した素材はこれ、塩ビパイプ用のソケット・エンドキャップ。
ソケットは50mmサイズ、キャップは100mmサイズ
地元のホームセンターに、普通は売っていないようなこんなものがあり、買ってきました。
何が普通じゃないかって?
それはですね〜、このサイズのソケットは普通ない!
水道用のパイプなんてせいぜい25mmもあれば十分なんですが、これは50mm。
工場でしか使わないよこんなの^^;
エンドキャップは普通の薄口のタイプです。(これはどこにでもある)

まず、エンドキャップに50mmのソケットが入るように穴をあけます。

自在錐があれば、ミリ単位での穴あけが可能だと思います。
ソケットのネジきり部分は若干徐々に太くなっているので、根元までしっかり、
そしてぴったりになるようにあけるのがポイントですね。
私の場合、錐がないので、ドリルで穴開けてから、エアグラインダーで地道に削りました。

組み立てると・・・
各パーツの位置関係。



この部分で水槽をはさみます。

ショップメイドの受け軸には、こういうネジきりソケットがないので、
そちらより強力に締め付けることが出来、水槽外側の配管はいつでも取り外すことが出来ます。
すごく便利ですよ。

塩ビ素材なので、この状態で接着剤を使用し完全に固定します。
水漏れの心配は?
そう、このままでは隙間が出来るので、水漏れしてしまいます。
その対策に、後ほどシリコンを充填します。


おつぎは、これ↓
これも、50mmの塩ビパイプと16mmのエルボです。
一見どこにでもありそうなアイテムですが、実はそうじゃないんです。

見てください、この厚さ!
水道管用の厚口の50mmサイズの塩ビパイプです。
なかなかありませんよ、このサイズ^^;

今度はこれに穴をあけます。

何cmかな〜、とりあえず、16mmのエルボが入るくらいの穴をあけました。


そこに、エルボを内側から差し込みます!
こんな感じ。


上から見た。


反対に下から見たら。

もう何を作ったかお分かりですね?
そう、ポンプからの水を送る給水側のパイプです。

普通は50mmサイズのエルボに加工をするんですが、私の場合水槽台のサンプ層が、
OF穴の真下になるので、エルボではとても使いにくいし、
落ちてくる水が常にこのエルボにかかると思うと、相当な衝撃になるんじゃないかと思います。
つまり、この部分をストレートにしてしまえば、配管に衝撃が少なくすむし、
サンプ層まで最短で配管できます。

しかし、気になるのは、水槽台の高さ90cm+水槽の高さ約50cmの高さから落ちてくる水の勢いで
サンプ層の出口で泡の発生が大量になるのではないかということです。
この辺は実際に水を流してみないとわかりませんね。
18日 塩ビの熱溶着・・・

前回作った塩ビ管の接合部を、より強力に接着したいと思い、塩ビの溶着に挑戦してみました。
しかし、専用のヒーターガンという工具が非常に高価でちょっと買うことが出来ません。
代わりに、ポケットトーチを使ってみました。

これがそのポケットトーチです。
100円ライターを使って、バーナーのように使います。


小さくても、温度は1300℃まで上がります。

で、いざ実際に接合部に使おうかと思ったんですが、いきなりは不安なので、
別のパーツを試しに接着しようとしたら、これがまた全然ダメでした(>_<)
熱により、塩ビ素材は軟らかくなるのですが、肝心の接着までできません。
後はただ黒く焦げるばかりで・・・。

これはイカン、と作戦変更。
ヒーターガンの代わりがダメなら、半田ごてを代用してみようと思いました。

これがなかなか上手くいきました。
接着面全体を綺麗に溶着というのは不可能ですが、接合部に脇からはんだを当てていき、
部分部分を溶着していきました。
接着面積にすれば、表面近くの数ミリなので、たいしたことはないんですが、
引っ張り強度は予想以上にありました。
これはしめたぞ・・・と思い、今度は配管パーツに挑戦!

こんな感じになりました。


あまり綺麗とはいえませんが、実用レベルですよね?

半田ごての熱で溶けた塩ビ素材を、その半田ごての先っぽで少しぐりぐりと練ってやるようにして、
両側の素材を接着。
これだけでも冷えて固まるとかなりの接着力なんです。

そのままもうひとつのパーツにも。。。。

こっちはさらに念入りに接着しました。

塩ビ専用の接着剤では、本当に圧着しないとなかなかくっつきませんし、接着面積が少ないと、
当然接着力も、耐衝撃性も小さくなってしまうので、今回の溶着は実用的にみても、
非常に効果的なないようだと思います。
配管パーツは、ただでさえ水の流れる衝撃があり、ホースなどを差し込むときは、
所々に負荷がかかるわけで、もろい接着部分は非常に心配ですから。


つぎに、水漏れ対策のコーキング・・・(シーリング?というのかな) をしました。
今回使ったのは、水槽メーカーが使う、特注シリコンボンドです。
とある方のご協力で手に入れることが出来ました。
一般のお店では手に入らない代物です。



まず、軸受け部分には、このような感じでシリコンを充填。

これで、エンドキャップとネジソケットの隙間からの水漏れがなくなります。

加えて,あとからつける100mmのOF管を深くまで差し込まなくてすむので、
取り外しが楽にできます。

特に専用の道具も必要なく、ヘラになるようなもので綺麗に整えれば、このようになりました。
ね、けっこう綺麗でしょ?


さらに、OF管のピストル部分にも、同じようにコーキングです。
外側はもちろん
内側にも出来るだけ綺麗に塗りました。
真上から見るとこんな感じです。

ふふ〜ん( ̄ー ̄)
これで、オーバーフロー管の自作はほぼ完成です。
あとは水槽に取り付けるわけです。

21日 新水槽システム始動・・・

配管パーツの自作も何とかなり、水槽台に水槽を乗せ、細々した配管をセット。
例のOF管の受け軸ですが、水槽側には最終的にはシリコンできちんとコーキングしてから、
水を張りました。

ここ数日間、水槽の立ち上げ準備をしていたんですが、すっかり写真を撮るのを忘れていました。
ってなわけで、もう水が入って、システムが始動してしまってからの更新となります。


まず、サンプ水槽ですが、新しいスキマーが動き出し、ガンガン泡を吹いてます。
このスキマー、マジですごいです!!!!(o≧∇≦)o
水槽の総水量よりもぜんぜんスペックが上だと思います。
今まで使っていたスパイラル君がこんなにも非力に感じたのは、かなりショックでしたね(~_~;)

さ〜て、とうとう発表のときがやってきました。

そうです、今度の新水槽ですが、すごいですよ〜。驚きますよ〜。
ジャジャ〜ン♪

幅1200mm 奥行き600mm 高さ600mmのオールガラス水槽でぇ〜っす!!
ついに・・・・ついに夢の水槽が目の前に!!!!!!

え?どうしてこんなのがあるのかって??
フッフッフ( ̄ー ̄;)
世の中には、すごい人がいるんです。
とある方のおかげで、この夢が実現できました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございます。


画面の写真ですが、準備段階の写真がなく、これしかなかったんですが、
写り込みが・・・(~_~;)

まだ立ち上げ途中なんですが、底に敷く底の砂を敷いていません。
というのも、今度の水槽はど本命の水槽にしたいので、しっかりと準備をすすめたく、
ただいま砂の中に埋めておくアクリルの柱を注文中なんです。

ライブロックをリフトアップして、底砂を圧迫しないようにするためのものなんですが、
自分で作ろうと思いましたが、アクリルは切断が難しいですし、角材も近くで売っていないので、
今回はショップに依頼しました。


今回の水槽は90cmから比べて、水量でいうと約3倍近く大きくなります。
サンプ層の大きさも60cmはあるので、トータルで400Lオーバーの巨大タンクです。
当然ながら、新たに海水を作ろうとすれば、400L分が必要で、これってバケツ半分の人口海水が
必要なんですよね(^◇^;)

ストックしていた人口海水がちょうど半分くらいで、これはやばいと思い慌てて注文しました。
そのとき、ついでに注文したのが、マキシジェットのインペラーでした。


始めに持っていたインペラーはこんな赤じゃなかったので、届いてみたときにはびっくりしましたね。

これでうるさかったマキシ君もおとなしくなるでしょう^^;
24日 夜はすごく綺麗・・・

『今夜の君は・・・、すごく綺麗だよ・・・。』

な〜〜〜んてこと言いたくなるような、そんな水槽なんですよ〜。

ほら!


綺麗でしょ〜。
まだ底砂も無いから、すごく透明感のある水槽になってます。
岩崎のメタハラも、実はもう結構暗いんです。色も青みのいい感じの色はすこし褪せてしまって、
ちょっと色温度が下がった感じです。
でも、カメラで撮るとまだ青い・・・。


90cm水槽のときは、窮屈そうだったハタゴ君。
でも、今はこんなにのびのび〜♪
しかも、高さがあるので、クマノミたちも水槽の中を悠々と泳いでいます。
すごい・・・、マジで感動(TToTT)

今はとりあえず一灯ですが、あとでもう一個足します。
ライトは、もうハタゴ君専用になってますね。

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